布澤 晴恵
染め工房布fu&ギャラリーのオーナーで、染色デザイナー&講師染色、パターン、洋裁、革小物制作を教えています。
最初は、化学染料から始まった染めですが、泥染めに出会ったことから自然の色に魅せられて、今は自然の色で染めた作品がほとんどになっています。
又、自然の色々な草や木々から多彩な色が出る事を皆さんに知ってもらいたいと思い、ワークショップも開催しています。東京都東久留米にある染め工房布fu&ギャラリーのオーナーで、染色デザイナー&講師として染色、パターン、洋裁、革小物制作を教えています。
10年間パタンナーの後、染めた布で服作りを始めました
パタンナーとして、10年間婦人服全般を作り退職しました。
Y’sやコムデギャルソンなどのデザイナーズブランドが好きだったので、少し変わった形の洋服が多かったです。なので、今の私の服もちょっと変わった服があるかと思います。
退職後は個人で服作りを始めました。
服作りをしていく中で、コスト削減のため、1反買うと何着も同じものが出来てしまうプリントの布を使ったのでは面白くないと思い、染色を勉強し染めた布を使って服作りを始めました。
染料店に通って染色を勉強
高田馬場にある染料店(革も扱っています)の教室に通い、主にロウケツ染めや型染めの勉強をしました。今でも冬場や夏場の教室では外では寒かったり暑かったりするので室内で教室を行うため、ロウケツ染めや型染めを教える事があります。
泥染めとの出会い
その中でも泥染めは、特別です。
きっかけは、友人が私より先に奄美大島に行き泥染めの体験をしてきて、私に教えてくれたことでしたが、翌年友人と一緒に奄美に行き私も体験をしてすぐに嵌ってしまい、それからは毎年その工房に行って染めさせてもらっています。
同じ工房に毎年行っているので、最初は教わりながら染めていました。草木染めでもちょっと特殊なのと、あちらでも試行錯誤しながら商品開発もしているので、今でもアドバイスを貰いながら染めています。
自然もので染める魅力
草木など自然のもので染める魅力はなんですか?と聞かれることがあります。
多彩な色が出ることはもちろんですが、化学染料の場合、薬品を使うものが多いので環境に悪い染料もあります。
それに比べて草木染めは自然にあるものだけで染めるので、環境にも優しくまた漢方薬になっているものも多々あるので、体が温まったり、皮膚に優しかったり良かったりするものもあります。
色も化学染料に比べて優しい温かみのある色に染まりますよ。
「楽しく明るくなって生き生きと暮らせる」気持ち良い服、着心地の良い服をつくりたい
私が作る物はほとんど体に身に付ける物なので、体に肌に優しくストレスなく気持ちよく着れる服。 着心地の良い服。ちょっと変わった形で楽しく明るくなって生き生きと暮らせる。そんなものを作っていきたいと思っています。
そして自然との調和。
できるだけ自然の中から頂いたもので染めて、染めも服作りも楽しんでもらいたい!着てもらいたい!と思います。
たくさんの企画も計画しています
今までで一番大かがりなワークショップはよもぎ尽くしのワークショップ!
ヨモギを使った薬膳ランチ付で、ヨモギ染めとヨモギ蒸しを体験するという企画でした。
ちょっとハードでしたが、体に良いのでまたやりたいとは思っています。
また、栗の渋皮煮を作ってその時に茹でこぼす汁で染めるというワークショップは、捨てる汁で染めて美味しい渋皮煮が出来るので一石二鳥です。
鬼皮を一人で剥くのは大変なので、みんなでおしゃべりしながら栗を剥くと楽に楽しく剥く事ができます。もう6~7年やっている秋のスペシャルワークショップです。
工房にも遊びに来てください!
今は、オープンしたばかりで染め工房布uを知って頂くために色々なイベントやワークショップをやっていますが、最終的には、染めの教室とギャラリーでも染めのものだけを販売するような染めを専門にした工房にしたいと思っています。
いつになるか?そうできるのかは分かりませんが「染め工房 布fu」に来れば染めに触れられ、見れて楽しめる。
そんなところにしたいと思います。
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